番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20240505 > エピソード: 1315404

エピソード情報

放送局 朝日放送
プログラム名 テレメンタリー2024
エピソード名 「政治とカネと契りと議員」
カテゴリ 教育教養
放送時間 2024-05-05 04:50:00 〜 2024-05-05 05:20:00
WireActionデータ更新時刻 2024-05-06 09:27:47

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=11349685]
オープニング [topic=17307309] 詳細
[ 04:50:00 - 04:50:20 ] 20秒 詳細
オープニング映像。
今回は… [topic=17307312] 詳細
[ 04:50:20 - 04:52:47 ] 147秒 詳細
3月、裏金問題に揺れる国会中継を見つめる広島市議会議員の三宅正明氏。5期目を迎えるという三宅議員だが、彼も政治と金の問題で議員人生の瀬戸際にいた。その発端は2019年、参議院選挙の前に河井克行氏から50万円を受け取ったことで公職選挙法違反の罪に問われたこと。「政治の世界で現金のやりとりは普通のこと」とうそぶくが、有罪となれば彼は失職することになる。政治と金の問題がなくならないことについて質問すると、三宅氏は「政治にお金がかからないようにするというが、実際は金がかかるということなのだろう」と語る。今回はそうした政治と金の問題にスポットを当てる。

(テレメンタリー2024) [corner=11349686]
政治とカネと契りと議員 [topic=17307313] 詳細
[ 04:52:47 - 05:02:30 ] 583秒 詳細
自身の選挙区である安芸区をまわる三宅氏。ここで三宅氏は「まちづくりアンケート」というものを配り空き地なっている土地の有効利用の意見をもらう。実際に地域に住んでいる人に聞かねばわからないが、こうしたアンケートにも返事をくれない人は多いと語る三宅氏。一軒一軒の家に自分の足でアンケートを投函する三宅氏。その理由は自分で行うことでお金がかからないからだという。34歳で市議になったという三宅氏、5期連続で議席を守っている。議員という役職をもらうことができれば、人の暮らしを良い方向に向けられると考えたから議員になったという三宅氏。当選を重ね、議会の中でもある程度のポストについたが2020年に事態は一変する。彼の周囲に買収疑惑が囁かれた。同様の疑惑を持たれた議員らは「無理矢理持たされた」「お祝いだからと置いていった」などと話す。2019年に行われた参議院選挙を受け、河井克行元法務大臣・案里夫妻が地方議員らに2900万円を配り買収したという事件がこの時発覚。三宅氏は事件発覚後、取材に応じるまで半年が経過していた。囲み取材の中で三宅氏は「よろしく頼むよという意味で渡された」と語り、その後被買収議員の起訴が決定。県議・市議が次々と辞職する辞職ドミノが起きる。そんな中、被買収議員である5人が共同記者会見を行い、自分たちはその当時も現在も公職選挙法違反を犯したという認識が一切ないとした。そのうえで故意ではないとして買収を否定。現金を受け取ったのは参院選公示の数ヶ月前、陣中見舞だったとして買収を否定。裁判で闘うとした。担当する弁護士は「地方議員と国会議員の現金のやりとりはフランクだった」とした。また会見で三宅氏は「これは政治と金の問題なのか、自民党内で政治資金がまわっているだけ」と語った。国会議員の収入は国からの歳費などに加え、党からの資金。さらには企業や支援者からの献金などがある。しかし地方議員は国会議員からの寄付を受け、パーティー券などを購入、国会議員を支える構図になっている。こうして動いた金は政治活動に使われるが、選挙ではさらに多くの金が必要になる。実際にこの事件に関して言えば、河井案里氏に自民党から1億5000万円が支給されたという。
[ 05:02:30 - 05:05:12 ] 162秒 詳細
2023年4月に行われた統一地方選挙、三宅氏は自民党を離党し、裁判の結果を待つ身でありながら市議選に立候補した。準備などは自分たちで行い、選挙活動費も自腹で賄った。この選挙戦に関して三宅氏は「(出費は)痛くないわけがない」と語る。被買収議員という立場ながら、三宅氏は2678票を獲得、当選を果たした。当選後、三宅氏は議員としての仕事に対する愛情を語った。昨年10月、買収を否定していた三宅氏に広島地裁は罰金30万円と追徴金50万円という有罪判決を言い渡した。三宅氏はその後控訴した。

CM [corner=11349687]

(テレメンタリー2024) [corner=11349688]
政治とカネと契りと議員 [topic=17307314] 詳細
[ 05:07:27 - 05:16:55 ] 568秒 詳細
2024年3月、三宅氏の古巣と言える自民党が政治と金の問題で揺れていた。派閥を巡る裏金問題は総額5億8000万円が裏金となっており収支報告書に無記載だった。離党勧告などの厳しい処分を受ける議員がいる一方、裏金とされた無記載が500万円以下だった議員はお咎め無しとなった。そんな中、地域の集まりに参加するなど、三宅氏は被買収議員という立場でありながら議員活動を継続していた。三宅氏の支援者もまた、今回の政治資金の問題には厳しい言葉を口にする。そんな声に対して三宅氏は広く考えを知ってもらおうとすれば政治にお金は必要になる、ただこれは市民・国民全員に理解してもらえる話ではないと語った。一般人には理解しがたいものに「政治資金パーティー」がある。1度のパーティーで数千万円を集めることが可能。会費は1人あたま1万5千円と決して安くないが、三宅氏は顔を覚えてもらうためにも参加したという。彼の頭にあったのは地元の「開かずの踏切」の解消。その総事業費は915億円にものぼり、国からの補助金が欠かせず国会議員とのつながりは欠かせないという。三宅氏はこうした工事が進まないことの方がよほど地域にとって損害、ならば1万5千円くらいと話す。元衆院議員亀井静香氏は自身も派閥のトップだった当時は政治資金を他の議員に配ったと語る。さらにはこれを子供に小遣いをやるのと同じだと語り、それが「契り」だとしそれで政治活動をきちんとやれば問題ないという。番組では広島県内の全地方議員にアンケートを実施、回答は半数以下だったが議員同士の金のやりとりが必要か否かに関しては否定的な意見も聞かれ、回答したおよそ9割が否定的だった。しかし三宅氏と同様に被買収議員という立場にあったある議員は「今後もなくなるとは思えない」と回答した。2024年3月の三宅氏の控訴審、お金のやり取りは普通のことと語る三宅氏。ならば政治と金の不透明な実態はなくならないのか?弁護士の久保氏は政治資金規正法で入金・使途を透明化すれば簡単だが、それをしないのは自民党が裏金を持っておきたいという気持ちがあるから。さらに言えば政治家は皆このような気持ちを持っており、その気持が法改正を阻害しているとした。三宅氏は「多くの人が政治に関して不審を抱くなら変える必要があるかもしれない」と語った。三宅氏以外の議員にも次々よ有罪判決が下る中で三宅氏は現在審判を待っている。幾度も 議論された政治と金の問題。岸田首相は金のかからない政治に関して「金の有無にかかわらず、高い志を持っていれば政治を目指せることが大事」だとし、そのコストをどのように賄うかを考えなくてはならないとした。

CM [corner=11349689]

(エンディング) [corner=11349690]
テレメンタリー2024 参加局 [topic=17307310] 詳細
[ 05:17:40 - 05:17:45 ] 5秒 詳細
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エンディング [topic=17307311] 詳細
[ 05:17:45 - 05:18:00 ] 15秒 詳細
エンディング映像。