番組詳細


TVメタ情報 > 番組一覧 > 日付: 20240428 > エピソード: 1313695

エピソード情報

放送局 毎日放送
プログラム名 映像’24
エピソード名 「生き物を描く パラアーティスト木下晃希」
カテゴリ 教育教養
放送時間 2024-04-28 05:00:00 〜 2024-04-28 06:00:00
WireActionデータ更新時刻 2024-04-30 13:39:45

コーナー・トピック・パラグラフ


(オープニング) [corner=11333377]
オープニング [topic=17283879] 詳細
[ 05:00:00 - 05:00:10 ] 10秒 詳細
オープニング映像。

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(映像’24) [corner=11333379]
生き物を描く パラアーティスト木下晃希 [topic=17283880] 詳細
[ 05:02:40 - 05:09:40 ] 420秒 詳細
木下晃希さんは動物と恐竜が大好きな画家。幼い頃から生き物たちの絵をかいてきた。去年動物写真家と木下晃希さんの展覧会が京都で開かれた。アフリカで生きる動物たちの写真をみながら木下晃希さんが絵を描いた。
[ 05:09:40 - 05:20:56 ] 676秒 詳細
木下晃希さんには重度の知的障害と発達障害がある。平日は毎日障害者の作業所に通っている。給料で動物や恐竜の図鑑を買いに行くのが楽しみだという。作品の制作は週末絵画教室で行う。動物の写真から描きたい生き物をピックアップする。木下晃希さんは下書きもせず線を引いた。5年前から水彩絵の具をつかうようになった。オーナーによると木下晃希さんの絵の特徴は遠近法があることだという。木下晃希さんは木下一家の次男として生まれた。しかし1歳ぐらいから母親は異変に気づいたという。

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(映像’24) [corner=11333389]
生き物を描く パラアーティスト木下晃希 [topic=17283886] 詳細
[ 05:22:56 - 05:34:13 ] 677秒 詳細
木下晃希さんと家族にとって大きな転機となったのは障害のあるこどもの発達に支援する教室に通い始めたことであった。遊びの中に学びが取り入れられている。晃希さんが初めてやってきたのは2歳のとき。木下さんの母は「私も親として育ててもらった」などと話した。晃希さんは幼稚園の代わりに毎日療育のクラスに通った。木下さんの母にとって大きかったのは同じ悩みを持つお母さんたちとの出会いであった。側で見てきた長男・智樹さんは「普通の弟みたいな感じだった」などと語った。休みの度、家族で色々なところへ出かけた。両親は当初、晃希さんに才能があるから絵を描かせようと思ったわけではなく、じっとしてもらうためだった。いつでも絵が描けるようノートとペンが必需品となった。小学2年生から絵画教室に通い、小学6年生のときに描いたこうもりの絵でコンクールに入賞した。高校1年生の時、キリンの親子を描いた作品で大きな賞を受賞した。高校時代に開いた作品展はフルーツカフェ。今に至るまで毎年恒例になっている。晃希さんは朝、朝ご飯を食べ自分の部屋へ。出かけるまで恐竜の世界に浸る。毎月欠かさず動物たちへ会いに行く。時間をかけてじっくり観察する。

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(お知らせ) [corner=11333401]
94歳のゲイ [topic=17283894] 詳細
[ 05:36:13 - 05:36:28 ] 15秒 詳細
ドキュメンタリー映画「94歳のゲイ」の宣伝。

(映像’24) [corner=11333402]
生き物を描く パラアーティスト木下晃希 [topic=17283895] 詳細
[ 05:36:28 - 05:40:05 ] 217秒 詳細
障害のある人たちのアートがいま注目されている。芸術作品の創作を活動の中心に据えた作業所「やまなみ工房」。障害者アートはアール・ブリュットやアウトサイダー・アート、パラアートとも呼ばれている。専門的な美術教育を受けたことのない人は湧き上がる衝動のままに制作した作品が高い評価を受けるようになった。やまなみ工房の施設長・山下完和さんは「ある落書きをしていた(障害者の)男性がいて、その男性の描いていたものにとくに心を動かされることはそのときはなかった。しかし、その描いていた男性の顔がいままでとは別人のようなにこやかな顔をしていた。その顔を見たときにいつも僕たちが彼らに頑張れ頑張れと言っていることは、彼らがはたしてほんとうにしたいことなのかと感じて。彼らはどうすればもっと喜ぶだろう、どうすればもっと楽しくなるだろう、どうすれば穏やかに1日過ごせるだろうということを工夫しているとこんな感じになった」などコメント。また、自身の身に着けている衣服について問われると「いろんな媒体を通して、彼らの活動を知っていただこうという取り組みで。やまなみ工房で活動している岡元俊雄さんという方の描いた絵を洋服にしていただいた」などコメント。岡元さんはお気に入りの音楽を聞きながら寝転がって描くのがスタイルだそう。障害のある作家たちが心の赴くままに制作した作品、国内外の展覧会で展示され高額で販売されるもの、企業の商品デザインに採用されるものも増えてきた。
[ 05:40:05 - 05:48:22 ] 497秒 詳細
ビッグニュースが入った。アメリカのシューズブランドKEENの商品デザインに木下晃希さんの作品が選ばれた。障害者の芸術祭をサポートするKEENが出品された作品の中から晃希さんの絵を選び商品化した。晃希さんにはきちんとライセンス料が支払われるという。晃希さんは東京へ。地元を離れて初めての個展が開かれる。会場は「松坂屋 上野店」のギャラリー。晃希さんは会場をぐるっと見て回っていた。個展では晃希さんが描いた生き物たちの絵画30点が展示販売される。会場を見終えた晃希さんはいつものようにお絵描き。晃希さんの作品「クジラと仲間たち」は障害者の芸術祭で大丸松坂屋賞に選ばれたことがきっかけでこの個展が実現した。作品を購入した人は「漫画チックに描かれているのだけど、表現とか色合いとかがすごく良くて、この先生の絵は初日に買わないと明日、明後日になったら欲しい絵はなくなっちゃうんだろうなと思って」などコメント。そして、会場には関東在住の木下さんの友人・知人も訪れた。作品には1枚数万円の値がつけられていたが、5日目で完売になった。こんなに早く売れてしまうのはこのギャラリーでもめったにないことだそう。大丸松坂屋百貨店のアート担当・小口さんは「人に褒めてもらおうとかそういう邪神がない。それは職業nなってしまうとできないこと、才能がなせる技」などコメント。晃希さんの母は「こんなに絵を待っていてくださる人がいるんだなというのと。こうやって世の中に発信していくということは楽しいことなんだなということとか。あと、晃希は自由に描いたらいいんだなと」などコメント。
[ 05:48:22 - 05:50:33 ] 131秒 詳細
木下晃希さんは淡々と絵を描き続ける。作品が売れるかどうか評価されるかどうか、そんなことは関係ない。絵は晃希さんの言葉でありコミュニケーション。晃希さんの父は「晃希は中身このままだったら色々大変だなとか想像はしたりしたが、別に普通。晃希は晃希なりにちょっとずつ成長しているし、一緒にいて楽しいので」などコメント。

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(映像’24) [corner=11333427]
生き物を描く パラアーティスト木下晃希 [topic=17283934] 詳細
[ 05:52:03 - 05:57:55 ] 352秒 詳細
年が明けてビッグニュース。木下晃希さんの作品がフランスのヴァンヌという街の大学で展示されることになった。初めての海外進出。フランスの展示会場とオンラインミーティング。晃希さんの作品に注目した東京のアートプロデューサーがフランスの美術関係者との縁をつないでくれた3日間の展示。フランスでの展示の報告会。晃希さんを応援する人たちが集まってアートプロデューサーから話を聞いた。アートプロデューサーの三重野さんは「一度見たらこの画風は忘れないというところが良かった。もうひとつはフランスの絵との違い。フランスだとバックをたくさん塗り込む。それが、ぱっと中心に動物があってバックは一色であったりそこの感覚が気に入っていた。日本の文化というと浮世絵とか版画に通じる」などコメント。晃希さんは飛行機が苦手だそう。もうすぐ24歳、これから先どんな未来が待っているのか。晃希さんの母は「描きたいときに描きたいものを描くというスタイルで、それがたくさんの人に見てもらえるようになればいいと思うし、中々自分の思い通りにならなかったことって今までもあったと思うけど、その中でも絵を描いているときとかは楽しくいい顔をしていたのでそういう顔をずっとしていってほしいなと」などコメント。パラアーティスト木下晃希さん。自由に楽しく、大好きな生き物たちを描き続ける。

(番組宣伝) [corner=11333442]
次回 [topic=17283949] 詳細
[ 05:57:55 - 05:58:00 ] 5秒 詳細
次回の映像’24の番組宣伝。