番組詳細

[ 10:05:00 - 10:05:12 ] 12秒 詳細
オープニング映像が流れて出演者が挨拶した。

[ 10:05:12 - 10:08:20 ] 188秒 詳細
米・ブリンケン国務長官は5回目の中東を歴訪中。ブリンケン国務長官はサウジアラビアを訪れた後、エジプトの回路でシシ大統領と会談した。エジプトはイスラエルの攻撃により多くのパレスチナ人がエジプトに避難してくることを懸念している。現在100万人以上のパレスチナ人がラファ検問所周辺に避難している。カタールは人質開放に関してハマスから前向きな回答があったと発表した。ブリンケン国務長官はハマスからの回答についてイスラエルと7日に話し合うと述べた。カタール・ムハンマド首相。「回答は全体的には前向きなものでした。しかし、デリケートな問題なので詳細は控えます。私たちは楽観的でありイスラエルにはこの回答を伝えました」と述べた。イスラエル・ネタニヤフ首相は攻撃中止など考えていない様子で軍の兵士を前に「完全な勝利を手にするまでは戦いを止めない」と述べた。ガザ地区ではイスラエル軍部隊の大半が北部から撤退した後、再び戦闘が始まったと伝えられている。イスラエル・ガラント国防相は南部ハンユニスを集中的に攻撃した後、さらに南のエジプトとの国境近くのラファに進軍するとしている。ガザの人口230万人のうち半分以上が現在ラファに避難している。国連では国際連合パレスチナ難民救済事業機関（UNRWA）を評価するグループをフランス・コロナ元外相が率いることが発表された。UNRWAは去年10月のハマスによりイスラエル奇襲の際、スタッフが関与したとイスラエルが非難している。一方でアメリカ国防総省はヨルダンの米軍施設でアメリカ兵3人が死亡したことを受けたイラクとシリアへの攻撃及びイエメンのフーシ派への攻撃について分析結果を発表した。現時点では効果的だったと評価しており、7つの施設が80以上の標的を破壊または標的の能力を低下させた。フーシ派は強硬な姿勢を崩しておらず、バルバドス船籍にイギリスの貨物船がイエメンの港湾都市で攻撃された件では背後で動いたとみられている。

[ 10:08:20 - 10:13:48 ] 328秒 詳細
イスラエルとハマスの戦闘の行方はどうなるのか、周辺国はどう動いているのか、中東調査会・高尾賢一郎に話を伺う。「イスラエル国内ではネタニヤフ政権に対する批判の声が非常に厳しい状況が続いており、戦争以降にできた戦時内閣の支持率も非常に低く、昨年末にはネタニヤフ首相の退陣を求める声も。ネタニヤフ首相にすれば戦争が長引くことが自分の政治生命の延命にも繋がっているという状況が戦争の長期化を一層後押ししている状況と見ている」と述べた。戦闘休止と人質開放に向けた交渉が進んでいるが、中東を訪問中のアメリカ・ブリンケン国務長官がイスラエルとハマスの仲介役を担うエジプトとカタールを訪れて交渉の進展に期待を示した。「一時的な戦闘休止はあっても恒久的な停戦は中々難しい」等と述べた。エジプトの具体的な働きについては「エジプトは長くイスラエルと国交を有しており、これまでもイスラエルとパレスチナの間で衝突が起きた時に仲介役を担ってきた。ガザ地区に接するエジプトが難民を受け入れることを国際社会として求めたくなるが、エジプトとしては今の政権ができてから国内の経済回復とガザ地区に接するシナイ半島の治安回復に力を入れてきた。ガザの難民を新たに大量に受け入れてしまうと努力が無駄になってしまうんじゃないかという懸念が仲介役に名乗り出ることにやや及び腰にさせている」等と述べた。一方でカタールについては「仲介外交で実績を持っているが、基本的にカタールの仲介外交はアメリカとその対立国の間の橋渡しをするというのが趣旨としてある。アメリカがイスラエルを牽制できていない、イスラエルとアメリカの間にやや相互不信の空気が漂っているという状況で純粋にイスラエルとハマスの間の仲介をカタールができるかというと難しいのでは」等と述べた。

[ 10:13:48 - 10:20:18 ] 390秒 詳細
サウジアラビアはカタールやエジプトとは違い存在感を発揮していないようにも見えるが、アメリカ・ブリンケン国務長官は今回の中東訪問で最初に訪れている。「最初にサウジアラビアを訪問したのは妥当。中東諸国に対して非常に政治的な影響力が強い国。サウジアラビアを訪れて全体のプランを確認しておくという感じでは。サウジアラビアは戦争が始まる直前までイスラエルと国交正常化に向けて交渉しており、遅かれ早かれイスラエルと国交正常化したいとの思いがサウジアラビア側にある。イスラエルとの関係が悪化する事態はサウジアラビアにとっては望ましくない」等と述べた。ハマスの後ろ盾となっているイランについては「抵抗の枢軸という反米反イスラエルを中帯とするイランを中心とした民兵組織のネットワークを通してイスラエルやアメリカに挑発的な行動を続けているが、やりすぎてしまうとイスラエルとアメリカから決定的な報復を食らってしまう。イランとの全面戦争によって地域が不安定化する状況はアメリカにとっても望ましくないので、アメリカが行っている報復攻撃も限定的なものになるのではないか」等と述べた。戦闘終結については「終わるとしたら2つの可能性が挙げられる。1つはハマスの投降・解体宣言。もう1つはイスラエル戦時内閣の瓦解。戦争が長期化することによってネタニヤフ首相の政治生命が延命している状況がある。ゲリラ組織の完全壊滅という非常に不可能に思われる目標を掲げているという意義がそこにある。ネタニヤフ首相としてもタイミングを見ないといけないが、その1つと考えられるのが今秋のアメリカ大統領選挙。もしトランプ氏が復権すれば彼はおそらくイスラエルそしてネタニヤフ首相に対して協力的な形で現在の中東問題に関与してくる可能性がある。今のガザの情勢の背景にあるのはパレスチナの中のヨルダン川西岸地区とガザ地区との分裂・対立がある。周辺国としてはイスラエルを軍事的・政治的に止めるのが非常に難しいが、パレスチナの内部対立の解消は実現が可能である」等と述べた。

[ 10:20:18 - 10:22:50 ] 152秒 詳細
2020年の大統領選で敗れたトランプ前大統領が連邦議会への乱入事件を起こした問題をめぐり、トランプ氏は結果を覆そうとした事も含めて大統領在任中の行動は全て免責の対象であると主張しているが、ワシントンの連邦控訴裁判所はこれを退けている。トランプ前大統領は市民となり彼を守るものではない、職を去った後の大統領経験者をずっと超法規的な存在とするという主張は認められないとしている。控訴裁の判断は大統領には行政権に対する基本的なチェック機能を無効にするような犯罪を犯す無制限の権限があるとは認められないとしていて、選挙に負けたにも関わらず政権にとどまろうとした行動であり、前代未聞であるとしている。トランプ氏は12日までに連邦最高裁に上訴できるが、最高裁がこれを退ければトランプ氏の他の裁判の日程がすぐに設定されるが、最高裁が上訴を審理することを決めれば大幅に伸びる形となる。

[ 10:22:50 - 10:25:40 ] 170秒 詳細
アメリカではウクライナへの軍事支援をめぐり、不法移民対策の国境管理を盛り込んだ緊急予算案が上院によってまとめられているが、これについてトランプ氏は批判している。これに対しバイデン大統領は共和党議員にトランプ前大統領の圧力に抗い、超党派の画期的な法案を通すように求め「国民のためにあるのだと示すべき」と主張している。これに対し、トランプ氏は「これまでで最悪の法案」と批判している。バイデン大統領は法案が通らなければ11月までの毎日国境が守られてない唯一の原因がトランプ氏と彼の支持者と知ることになると指摘している。マコーネル上院内総務によると可決しない可能性があるとした上で、国境管理強化を求めていたのは共和党であり皮肉なこととなったと言及している。保守的な国境警備組合も法案を支持しているが、ジョンソン下院議長は法案が公表されると廃案にすると表明する様子も見せている。保守色の強いランクフォード議員は国境の混乱を止める方策を見出さなければならないと言及している。

[ 10:25:40 - 10:28:52 ] 192秒 詳細
アメリカの緊急予算案に共和党の下院議員は反発を強めているが、その背景にはトランプ前大統領の存在があると見られる。トランプ氏はSNSでも「民主党へのすばらしい贈り物になり共和党の自殺行為になる」と賛成しないように釘を差していて、民主党が国境管理の問題を解決できないようにする狙いがあると見られる。トランプ氏は自身が大統領だった時代に自身が移民や難民の制限を厳しく行い保守層からの支持を集めた一方、バイデン大統領はかつて移民・難民に寛容な姿勢を示した中で、法的な手続きを経ず入国する人が増えるなど混乱が生じる形となったことで、合意案は方針を大きく転換させ国境管理などに200億ドルを費やし国境封鎖の権限を発動可能とするものとなっている。下院議員の任期は2年であり議席を確保するために民主党に利する行動を取りたくないとの考えがあるという。また、ウクライナ情勢を巡ってはEUが今後4年で8兆円規模の支援を行うが、軍事支援はアメリカが最も支援を行っていて、混乱はウクライナ側の弾薬不足につながってしまっている。

[ 10:28:52 - 10:31:35 ] 163秒 詳細
ウクライナではゼレンスキー大統領が国土防衛の軍事作戦の指揮をとってきたザルジニー総司令官を含む複数の高官を交代させる可能性に言及。キーウの市長は厳しい状況での政治的争いは誤りだと批判している。ボレル上級代表の訪問はウクライナでのかすかな希望の一時。　

[ 10:31:35 - 10:33:20 ] 105秒 詳細
ウクライナ東部の激戦地のドネツク州アウディーイウカ。ロシア軍の攻撃により、街は瓦礫と化し多くの市民は避難をした。United Newsは攻撃が続く中、今も残る市民の避難に命がけであたる警察の救助チームの活動をリポートした。警察は市民に命を大事にするよう呼びかけている。

[ 10:33:20 - 10:35:59 ] 159秒 詳細
5万9000人以上が死亡したトルコ・シリア大地震から1年。トルコの被災地では追悼式典が行われ、集まった人たちが犠牲者を悼む一方、復興の遅れなどに対する非難の声も上がった。エルドアン大統領は迅速に十分な支援を行うと約束。しかし、現在も数十万人が仮設住宅暮らしを余儀なくされている。地震から一年のこの日、悲しみと怒りがあらわになった。ハタイ県で行われた追悼式典は抗議集会となった。エルドアン大統領は6日、カフラマンマラシュを訪問し、自画自賛の演説を行った。　

[ 10:35:59 - 10:37:31 ] 92秒 詳細
チリでは沿岸部を中心に大規模な森林火災が発生し、コレまでに少なくとも123人が死亡している。被災者は国からの支援は遅く不確かなものだと嘆き、被災者自らが瓦礫や焼け跡を撤去して路上を確保しようとしている。ボリッチ大統領はビニャデルマルで放火の容疑者が複数拘束されていると確認し、緊急警報システムが正しく作動したかの外部調査をEUに依頼することを明らかにした。

[ 10:37:31 - 10:40:57 ] 206秒 詳細
がんと診断されたことを公表したチャールズ国王にハリー王子が面会に訪れた。公務から退きアメリカを拠点に皇室批判を続けたハリー王子が父チャールズ国王と会うのは戴冠式以来で、面会によって緊張がほぐれるきっかけになったと見られている。国王が日程を返上しがんの治療に専念することで公務は他の皇族が担うことになる。スナク首相は皇室をサポートすると述べている。

[ 10:40:57 - 10:43:09 ] 132秒 詳細
韓国統一省が2020年までに脱北した6351人を対象に北朝鮮の政治や社会などに関し聞いた調査報告書を公表した。北朝鮮では食料の配給性がすでに崩壊し回答者の9割が当局黙認の市場がなければ生活が成り立たないと苦しい状況を訴えた。2016年以降の脱北者のうち食料配給を経験したことがないと答えたのは72.2％に達し職場で報酬を支払われたことがないとの回答は50.3％だった。専門家は国が食糧難を解決できる状況にないと指摘し豊作になったとしても住民には食料として配給されていないようだと話した。住民の所得源も密輸など非公式の活動によるものが69.4％を占めている。住宅取り引きも日常化し所有権ではなく住宅利用許可証を売買している。

[ 10:43:09 - 10:43:33 ] 24秒 詳細
ウクライナではゼレンスキー大統領が国土防衛の軍事作戦の指揮を取ってきたザルジニー総司令官を含む複数高官を交代させる可能性に言した。首都キーウ市長は厳しい状況での政治的な争いは誤りと批判している。