番組詳細

[ 10:05:00 - 10:05:12 ] 12秒 詳細
オープニング映像が流れ、スタジオメンバーが挨拶した。

[ 10:05:12 - 10:07:21 ] 129秒 詳細
ガザ地区ではイスラエル軍による大規模空爆が続けられていて、ガザ地区保険当局はこの24時間で147人が死亡したと発表している。こうした中でアメリカのブリンケン国務長官がパレスチナ暫定自治政府のアッバス議長と会談し、戦闘終結後にガザ地区を暫定自治政府が統治できるよう政治改革を行うよう求めた。一方アッバス議長はブリンケン国務長官にイスラエルに圧力をかけてイスラエルに攻撃をやめさせることやガザ地区への支援などを要求した。

[ 10:07:21 - 10:10:43 ] 202秒 詳細
ブリンケン国務長官の今回の中東歴訪では戦闘終結後にガザ地区を誰が統治するかが主要議題となっている。イスラエルはガザ地区の自治を認める一方で地区内の軍事通行権を認めるべきとしていて、アメリカはアッバス議長率いるパレスチナ暫定自治政府が統治すべきとの二国家共存に基づく考えを示している。パレスチナ暫定自治政府ではこれまで穏健派のファタハが統治を握ってきたが2006年のパレスチナ自治評議会選挙でハマスが躍進し、武力闘争を経てガザの支配権をハマスが握った。ファタハでは近年汚職の蔓延が市民の反発を招いていて、この事がハマス躍進の一因になったとみられている。現在もファタハの汚職問題は解決されておらず、アッバス議長の求心力低下へと繋がっている。ブリンケン国務長官はアッバス議長に対してファタハの政治改革を行うよう求めているが、今回の衝突でパレスチナの人々の半数近くがハマスを支持しているため、現状ガザ地区の統治は現実的でない状況となっている。

[ 10:10:43 - 10:14:33 ] 230秒 詳細
世界で最も分断を引き起こしている衝突のひとつが司法の場で争われる。南アフリカ政府はガザ地区でのイスラエル軍の行動はジェノサイドに相当するとして、イスラエル軍の軍事作戦の全面停止を裁判所に求めるとする訴状を提出した。11日に南アフリカの冒頭陳述を聞いた。南アフリカの法律家チームは冒頭陳述で最終判断が出る前にガザ地区のイスラエル軍の軍事作戦の即時全面停止の仮処分を命じるようICJに求めるとされている。イスラエルの当局者はのこの裁判を反ユダヤ主義を象徴する血の准将になぞらえてジェノサイドという南アフリカの主張は10月7日のハマスの攻撃に与するものとしている。イスラエルの弁護団はこの案件の反対弁論を12日に行う予定。陳述のあとICJは数週間ほどで仮処分を出すことになるがこれによってイスラエル軍の軍事作戦が停止されるとは限らないという。ICJの判断は法的拘束力があるもののそれを強制するのは国連安保理であるため、アメリカによって阻止される可能性があるという。アメリカのカービー報道官はこの南アフリカの行動に異を唱えている。しかし、欧州各国はガザ地区の戦闘に関して意見が割れている。アメリカと違ってEUの報道官はこれは主としてICJの案件としてコメントを避けている。今後、ICJの判断はガザでの戦闘にすぐに直接の影響を与えることはないとされている。

[ 10:14:33 - 10:17:03 ] 150秒 詳細
ウクライナ・ハルキウの大学にミサイルが命中。数日前からロシアはウクライナ各地の都市を攻撃している。ロシアは軍事的な目標を攻撃していると主張しているが民間人が被害を受けている。ウクライナの防空システムは休むことができない。ウクライナにはこのところロシアが民間の目標に向けて発射した多数の弾道ミサイルを防ぐための十分な資産がないとも指摘。ウクライナにとっては直接的な防空にとどまらずロシアの補給路、武器庫、司令部などを破壊できる能力が必要。役に立つのがドイツからのタウルスミサイル。

[ 10:17:03 - 10:18:22 ] 79秒 詳細
ベルギー・ブリュッセルから中継。記者は武器と弾薬の供与についてウクライナはどの程度期待して良いのか「NATO・ウクライナ理事会が開かれた。NATOとしては少しウクライナに期待をもたせたかったようだが、実際は危機対応の協議だった。ウクライナが協議を要請。ウクライナの空軍司令官が深刻な状況を改めて説明。協議の際に明確に解説。ロシアのミサイルなど現在ではまだ高い確率で迎撃しているが弾薬などが底をつきかけていると話している。ドイツのショルツ首相は、欧州からの供与を増やさないといけないと言っていた。ただ供与については今回も捗っていない。イタリアやイギリスは供与を増やす意向。しかし全体としては武器の供与が遅い、ためらいがちであるということ。アメリカが動けないという問題も大きい」など伝えた。

[ 10:18:22 - 10:21:14 ] 172秒 詳細
ロシアの反体制派の指導者ナワリヌイ氏は北極圏の刑務所からSNSで初めてメッセージを送った。ナワリヌイ氏は2020年に毒物を盛られ、ベルリンで治療を受けたがモスクワに帰ったところ逮捕され、過激な活動を理由に19年の禁固刑の判決を受けた。収監されているのはモスクワから2000キロ離れたウラル山脈の端にあるホッキョクオオカミと呼ばれる刑務所。ナワリヌイ氏は自らの権利のために戦っているが、収監されていることは明らか。ナワリヌイ氏は「私は元気。疑問な点はここの天気が悪いのはどの裁判所に訴えればいいのか」など話した。ナワリヌイ氏の支援者は政府とイタチごっこをしている。大統領選を2ヶ月後に控え、プーチン大統領に投票しないよう、QRコードを使って訴えている。ナワリヌイ氏は今回の発信を楽しんでいた、長く自由を奪われている彼にとってはこれは小さな勝利だった。

[ 10:21:14 - 10:25:40 ] 266秒 詳細
ガザ地区保険当局は10日、イスラエル軍とハマスの戦闘によりガザ地区で亡くなった人は2万3357人と発表した。イスラエル政府は10月7日、ハマスの攻撃で亡くなった人は1200人以上と発表した。国連は去年11月、ロシアによるウクライナ侵攻で亡くなったウクライナ市民は子ども560人以上含む1万以上と発表した。ウクライナ兵士の死者は一部メディアは8万人以上と報じ、ロシア側は民間軍事会社に所属した戦闘員含め死者は7万人以上とイギリス国防省が示している。双方とも情報線を強化する一方、死者数はあまり出さなくなっている。戦況の膠着は今年も続くとみられ、変化のきっかけがあるとすれば6月にウクライナを支えてきたEUで行われる議会選挙と11月のアメリカ大統領選挙で、支援がしぼむ方向になればウクライナには痛手となり、ロシアは様子見をするのではとの見方がある。イスラエルとハマスの戦闘について、国連の安全保障理事会では人道目的での停戦決議案にアメリカが拒否権を行使するなどし、イスラエル紙のマーリブの世論調査によると戦闘停止と人質解放の取り引きに67％が賛成と回答した。ガザ地区では今も130人以上の人質が拘束されているとされている。

[ 10:25:40 - 10:28:55 ] 195秒 詳細
イスラエル・テルアビブで先週、人質解放を求める集会が行われた。この日は主催者側の発表で数万人が集まり、夜遅くまで行われた。エルサレムのヘブライ大学ではユダヤ人やパレスチナ人など2万3000人以上が在籍しており、去年10月の衝突後にユダヤ人とパレスチナ人双方の学生を中心に40人余りが出席する共存をテーマとした授業が始まった。授業は屋外でも行われ、双方が過ごせる憩いの場所を作る共同作業を行っている。

[ 10:28:55 - 10:31:49 ] 174秒 詳細
中東やアフリカからヨーロッパに向かう移民や難民の動向について、船の転覆などによる死者は10年で2万8000人に達しており、ヨーロッパでの難民申請者は去年は2015年以降で最も多い100万人に達するとの見通しが出ている。各国では移民政策を厳格化させる傾向が強まり、今年この問題で大きな動きが起きる可能性があるとの見方がある。7月にフランスで開幕されるパリオリンピックのオリンピック憲章には、スポーツを通じ若者を教育することにより平和でよりよい世界の構築に貢献するとある。

[ 10:31:49 - 10:34:52 ] 183秒 詳細
エクアドルで犯罪組織のメンバーによる暴力が広がっている。武装集団がテレビ局に侵入し、生放送中のスタジオを一時占拠したほか、各地で暴力事件や警察との銃撃戦が起き、これまでに13人が死亡した。ノボア大統領は国内は紛争状態にあるとして沈静化を急ぐ方針を示している。数カ所の刑務所で暴動も起きている。学校は休校、商店は休業している。市民は前例のない暴力が解決することを期待している。

[ 10:34:52 - 10:37:29 ] 157秒 詳細
エクアドルでの混乱の背景にコカインがあるという。エクアドルは極めて危険な国となっている。隣国のペルーやコロンビアで生産されたコカインの仲介国となり、去年は7800件の殺人事件が起きた。また、220トンの薬物が押収された。ノボア大統領は去年11月秩序の回復を公約に選ばれたがその実現は可能なのか。映像を見るとエクアドルが暴力の国へと急変したことがわかる。5か月前、大統領選のキャンペーンの最中、候補者の1人が殺害された。麻薬密売のグループが犯行声明を出している。国内に恐怖を撒き散らしている集団のうちの1つ。ギャングのボス2人は共に刑務所から逃亡している。大統領は非常事態宣言を発令。　

[ 10:37:29 - 10:40:11 ] 162秒 詳細
アメリカ・ニュージャージー州のクリスティー前知事が、2024年の大統領選の共和党候補者選びから撤退した。撤退の発表は10日にニューハンプシャー州で行われた。クリスティー氏は「トランプ氏が大統領にふさわしくないと言えない候補者は、大統領になるにはふさわしくない」などと述べた。

[ 10:40:11 - 10:42:59 ] 168秒 詳細
アラスカ航空の旅客機で窓部分のパネルが飛行中に吹き飛んだ事故について、ボーイング社のCEOは過ちを認めているとのこと。ボーイング社は再発防止に向けてNTSBとFAAと一緒に取り組んでいるとのこと。また運航停止となっている同タイプの171機について、最終的な検査方法を見直している。FAAは「737MAX9」の運航再開には、乗客の安全が優先されると述べている。当時搭乗していた乗客からは、シャツや携帯電話が吸い込まれていったなどの証言があがっている。

[ 10:42:59 - 10:43:43 ] 44秒 詳細
これまでの主なニュースを紹介した。「アッバス議長に改革求める」など。