番組詳細

[ 11:05:00 - 11:05:58 ] 58秒 詳細
オペラ王の異名をもつジュゼッペ・ヴェルディ。愛したお菓子は故郷の名物スポンガータでナッツやドライフルーツを使った香り豊かな焼き菓子である。

[ 11:05:58 - 11:06:18 ] 20秒 詳細
オープニング映像が流れた。

[ 11:06:18 - 11:11:22 ] 304秒 詳細
ヴェルディのスポンガータを紐解く。椿姫やアイーダなどを生んだジュゼッペ・ヴェルディはオペラ王と呼ばれる。ヴェルディの故郷ブッセートは子供時代を過ごした小さな町である。町の商店にはヴェルディが訪れたとし写真が並び、オペラファンも訪れるという。ドスポンガータはエミリア・ロマーニャ州の伝統菓子でライフルーツやスパイスをさっくりとした生地に包んだ香ばしい焼き菓子である。ヴェルディが愛したブッセートのものも独特である。特産のはちみつを使う。主婦ブロガーに作り方を聞いた。はちみつを溶かした白ワインにパン粉、砕いたナッツやスパイス、ジャム、ドライフルーツを加える。家ごとに独自のレシピがある。周りを包む生地が小麦粉とバターに白ワイン。薄く伸ばし寝かしておいた中身をのせ、もう一枚の生地をかぶせる。焼き上げ、仕上げに粉砂糖をかけて完成である。

[ 11:11:22 - 11:14:17 ] 175秒 詳細
鍋に白ワインを入れる。はちみつを入れる。パン粉を加える。アーモンドとヘーゼルナッツを細かく砕く。松の実を加える。スパイスを加える。アプリコットジャム、ドライフルーツを加える。かまどのオキテ1、ゆっくり寝かせる。

[ 11:14:17 - 11:18:33 ] 256秒 詳細
ヴェルディが長く過ごしたのはイタリア北部のエミリア・ロマーニャ州。生ハムやパルメザンチーズで有名なパルマ県を抱え農業や酪農が盛んな移植の地。この都市の名物として愛されてきたスポンガータ。イタリア北部の食文化に詳しいイタロ・ピッツァーティさん。「スポンガータは元々山間部の質素な材料で作られていた。そこにスパイスやドライフルーツなどが加わって今のような豊かなお菓子になっていった」と話す。エミリア・ロマーニャ州の北を流れるポー川流域で伝えられ広がったスポンガータ。元々素朴だった材料に様々な特産物が取り入れられ味わいが豊かに膨らんでいった。スポンガータが初めて記録に登場するのは15世紀。北イタリアを統治していたフランチェスコ・スフォルツァに送られたという記録が残っている。15～16世紀にミラノを支配していたスフォルツァ家。多くの芸術家のパトロンとなり「最後の晩餐」をダ・ヴィンチに依頼したことでも知られている。長い間大切に伝えられてきたスポンガータ。人々は今も折りに触れ送りあい楽しんでいる。音楽家・ヴェルディもスポンガータを愛した1人。音楽評論家・加藤浩子さんは「いわゆる芸術家的作曲家とは違う。版権を主張した。版権が確立し再演料も入るとあまりたくさん書かなくて良くなる」と話す。時間をかけて良いものを生み出すことを大切にしていたヴェルディ。食べ物の好みにも堅実さが窺える。オリーブオイルはトスカーナのもの、生ハムは地元の名物。地元のお米やチーズを使ったリゾットも自らこしらえたりしていたという。スポンガータは地元で取れた馴染みの食材で手間ひまかけて生み出されたスイーツ。慣れしたんだ地元の味でじっくり仕上げた確かな味が何よりのごちそうだった。

[ 11:18:33 - 11:21:56 ] 203秒 詳細
小麦粉に冷たいバターを入れ細かくする。塩・砂糖・オリーブオイル・白ワインを加えてまとめていく。2等分にして平に。1時間寝かせる。2枚の生地をのばす。生地に中身をのせ、もう一枚をかぶせる。丸い型で抜く。半日～1日寝かせる。

[ 11:21:56 - 11:23:14 ] 78秒 詳細
中にプラムなどのジャムが入ったベンソーネ。エミリア・ロマーニャの州真ん中にあるモデナの街のお菓子。職人の街として知られるモデナ。ベンソーネは13世紀に鍛冶屋や金細工職人の組合で振る舞われていた。ソーセージやスパゲティソースで有名なボローニャは、アイスやレモンが入って爽やかなズッケリーニ。結婚式のお祝いで食べたり、首飾りにもする。そしてラヴィオーレ・ボロネージという真っ赤なお菓子。エミリア地方特有の果物を使ったジャムが詰まっている。焼いた後に塗る真っ赤なリキュールでこの色に。

[ 11:23:14 - 11:24:57 ] 103秒 詳細
フォークで表面に穴をあける。170℃で45分。粗熱が取れたら粉砂糖をかけて完成である。

[ 11:24:57 - 11:27:07 ] 130秒 詳細
コルニーリオの小さな村で毎年冬に行われるのがスポンガータ祭りである。30年前に名物のスポンガータを楽しもうと始まった祭りである。今回はスポンガータコンテストも開催された。見た目、食感、味わいなど厳正な審査が行われた。最高賞に輝いたのは街で人気な家庭的なレストランのスポンガータである。ヴェルディは晩年、妻と二人で暮らした。邸宅周辺には大きな農園があり農場経営をしながら作曲し、趣味の庭作業を行った。有名になってからもエミリア・ロマーニャで生涯を過ごした。

[ 11:27:07 - 11:28:55 ] 108秒 詳細
瀬戸さんはスポンガータを試食し生地はサクサクで寝かしたぶん中身との一体感があるなどとコメントした。

[ 11:28:55 - 11:29:00 ] 5秒 詳細
エンディング映像が流れた。

[ 11:29:00 - 11:29:30 ] 30秒 詳細
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